2015年11月13日
日本オリベットアッセンブリー教団は地域教会の発展のために、アウトリーチプログラムを推奨しています。
アウトリーチプログラムとは、地域貢献を目的とした教会の慈善奉仕活動です。福祉、教育、文化の領域にわたって奉仕活動を行います。教団は各地域教会の特色、得意分野に合わせて、活動プログラムを展開します。
近年の目立った活動の中には、ゴスペルバンドチーム、ゴスペル交流クラスといった音楽分野があり、地域の方々との文化交流の機会を得ました。ゴスペルは元々、神を喜び讃える内容のため、音楽を伝えつつ同時に、福音的かつ聖書的メッセージをお伝えできる恵まれた機会となりました。ノンクリスチャンをはじめ信仰的な事柄に一切関心のなかった人々も、普段聞きなれているはずのゴスペルの中に、神聖な精神と内容を見出し驚かれる方々も多くおられました。また言語教育の場を無料提供する語学クラス(英語・韓国語・中国語)も活発に行っています。異文化交流を目的としたフェローシップを通して、教会が地域に知られるようになり、教会が住民の方々の憩いの場として活用されるようになりました。教会でクリスチャンと交流することを通じて、実際に信仰に導かれた方々も多くおられました。
このような小さな地道な活動であっても、教会が地域社会に開かれ、人々との交流を生みだす「きかっけ」となることに気づかされます。
アウトリーチプログラムに参加したある方の紹介で、教会に訪問された方もおられました。その方は学習塾のための場所を探しておられました。そして教会の場所を借りて学習塾を行うように導かれ、定期的な子供向けの学習プログラムをボランティアで行っておられました。随分後のことでしたが、その方は深く教会に関わった経験を持っておられた人でした。
アウトリーチプログラムを通して、地域の方々との様々な出会いが生まれますが、教会は「救い」へと魂を導く機会が与えられることもあるでしょう。
教会の宣教活動としては、まだまだ未開拓な分野ではありますが、日本オリベットアッセンブリー教団は地域教会ならびに、地域に根差した奉仕活動の発展を願って、アウトリーチプログラムを今後も展開していこうとしております。